壁は面積が大きいので色選びが大変重要になります。
InstagramやPinterestなどの画像をたくさん見て、頭の中で理想の部屋を概ねイメージ。
その上で、ネットショップで売っているペンキの色をPC上で見ながら
実際の部屋に塗ってみた状態を眉間に皺を寄せながら瞑想する感じでイメージを膨らます。
でも、あれもこれも良く思えたり逆にどれもこれも違うように思えたり。
かと言って白とかベージュにすれば無難に収まるのだけどそれも嫌。
校舎の方は木造建築の持つ味や雰囲気を生かしているので、
こちらの教員住宅は私のアート作品だと思って個性を出したい。
センスがきらりと光る空間だけど落ち着く、そんな場所にしたい。。。
しかしどうにも決まらん!
あんまり考えすぎると頭の中がぐつぐつ煮詰まってドロドロになるので
ある程度のところで諦め、とりあえず目星を付けた色を買ってみることに。
↑サンプルをいくつか取り寄せて直接壁に塗ってみたりもしました。
で、最終的に塗った色がこれ↓ ターナージャパニーズトラディッショナルの「上紺」です。
初めはもう少し明るい「灰藍」という色を塗ってみました。
この部屋は陽が入りづらく天井も低いところがあるので、
明るい色味の方が広く見えるし圧迫感がなくていいのでは?と思ったのでした。
↓この色です。結局「灰藍」は玄関に塗りました。
しかしなんだろう?私もインテリア師匠も「う〜ん、、、。」なんか違う。
これこれ!この色!という確信がある時はすぐにアンテナがピンと立って
「いいやん!」となるのですがこの時は全然ピンと来なかった。
↓この矢印の奥まったところに初めは塗っていた。
で、逆に和室の侘び寂びみたいな感じで落ち着く色にしたらどうだろうということになり、
「上紺」という色を二度塗りしました。
白っぽい色は明るくていいんですけどね。でも無難すぎますよね。
やっぱりこの色で落ち着く空間になりました。色の力ってすごいです。
次は細かいところの色を塗っていきます。
続く→